痛いことが気づきだった(辛かったけど)
前々職のことを書いてみたいと思います。
私は調剤薬局の事務をしていました。大卒すぐ、医療事務経験ゼロからのスタートで。
そこで3年目だった頃の話です。
店舗に薬剤師さん1人と事務の私1人。小さい店舗に2人でした。
その薬剤師さんはまさしくキャリア薬剤師ウーマンで、お薬・医学的知識はもちろん、患者さま対応まで模範となる方でした。
しかし、私とその薬剤師さんとの間柄は最悪でした。
私の仕事の出来が悪すぎて(業務スピードや判断スピードと正確さがダメだった)、その薬剤師さんをイライラMAXにさせてしまったのだと思います。
そう私自身で言うのも、その薬剤師さんから直接そういた指摘を何度も受けていたからです。
…しかしながら、その薬剤師さん「ひとこと」付け足した上で…。
「指示聞こえないとか耳悪いんちゃうん?」←距離あるし間仕切りあるしフロアは外からの音もあるので、正直無理な話でした。
「こんなことも気を回してできないなんて、そんなんだったら私の娘にやってもらったほうがよっぽど出来るわ」
「ホント、空気読めてないよね。頭おかしいの?」
「あなたのしている業務なんて一番ラクなのよ。それも満足にできないなんて給料泥棒と同じやで」
約半年、そんな感じでネガティブなワードのシャワーを浴びて働き続けました。
流石に私のメンタルがおかしくなってきてしまって(何についても興味がわかなくなり、無感情になってしまったり、業務中に何もないのに涙が出たりした)、他にもその薬剤師が全く私と業務の話であっても言葉を交わすことを拒否し、私が業務を遂行しようにも支障が出てしまったので(業務一切「何もしないで」なんて言われ、でも電話鳴ったら出ないと…と出たら「何もするなって言ったよね!」と怒られた)、私の方から会社本部に移動を願い出ました。
移動してからは、数店舗をスポットでヘルプとして窓口業務しに回っていました。
「ひとつの店舗を毎日、無事に開ける」という責任からは解放されたような心地で、何よりあの薬剤師さんと顔を合わさずに済むということで、のびのびと働きました。
しかし、確かにその薬剤師さんからは《私の出来ていないこと》を言われつづけていた過去は確かで、今後も同じようなことを言われ、こういった出来事が起こることが私にとっても会社にとっても一番嫌なことだと思い、
移動のとき心に決めたことは①「今日できなかったことは今日しっかり復習して、明日以降きちんと間違いなく出来るようになること」と②「スタッフのみなさんと言葉をきっちり交わすこと」③「自信が見える振る舞いをすること」でした。
①は、3年目となると使わなくなってしまったメモ帳を持ち歩いて、スキマ時間があれば今日あったこと出来たこと不出来なことを書き留めて、不出来なことは解決法を考えてみたり、スタッフの方々に聞いてみたりしました。
とても基礎的なことですが、今までできていなかったことに「勿体無いことをしたな」と反省。
②は、①でも触れたように疑問を質問しやすくするため、普段からスタッフさんたちとある程仲良く平和でいようというところです。
③こそ意外と大切なことで、根拠の無い自信でもあるように見せることで、周りの人を安心させること=イライラさせないのだと思います。
まあ、「根拠の無い自信」では仕事では困りものなので、根拠のある自信が持てるよう①や②を日ごろから行おうと思えました。
それらを心がけてから、前述のことは特殊な出来事なのかもしれませんが、そういったモラハラなことは起こりませんでした。
とても言われ方はヒドイものでしたが、強烈なインパクトで、今働く中でも生きている経験です。そして「そんな酷いモノの言い方をするひとは世の中にいる」という(嫌ですけど)勉強になりました。
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